My Story
教育スタイル
研究室は、大学四年間の集大成である「研究を介した教育」を行うところです。これまで、先生が教えてくれる授業、結果がある学生実験・・・という教育スタイルとは異なりますので、少々戸惑うこともあるでしょう。ストレスに感じることもあるでしょう。GRID教育の一つです。やり切る、諦めない姿勢を身につけましょう。
・GRID
・難しいことを楽しく!
研究室は社会の縮図
研究室では、研究をすることも大変ですが、人間関係も大変でしょう。これまでの好きな人間だけと付き合っていけばよかった環境とは異なり、研究室に配属されると、研究室には先生がいて、大学院生(先輩)がいて、同僚がいて、自分が居るという状態でしょう。ある意味、自分は一番の下っ端です。先生や先輩から何かを命令されることもあるでしょう。それをストレスと感じないようにしてください。研究をするために必要なことを指導して頂いていると思ってください。同級生でも、全く話したこともない子と同じになったという話もよく聞きます。コミュニケーションをとることも大変かもしれません。でも、すぐ慣れますよ。楽しくなりますよ。ぜひ、ポジティブに過ごしてください。そして、研究室という一つの組織の一員として、グループで一つの目標に向かって、研究室の皆とコミュニケーションをとり、協力して、研究を進めて下さい。これは、皆さんが会社に行って配属される部署の組織と同じです。ぜひ、研究室で、社会人としての仕事の進め方、人間関係の構築方法を学んでください。
研究と会社
研究室での仕事は、先生や先輩、同級生等とディスカッションを通してあるテーマに対する仮説をたて、実験を計画・実施し、結果を得て、自らが答えを探し出していく世界です。会社でも、新しいコト・モノを作り出し(創り出し)、サービスとして付加価値のあるものとしてお客さまに購入して頂く・・・・これは大学で実施する研究と根本は同じです。よく、「大学に研究をしに来たわけではない」という学生がいます。大学に対する考え方、時代が変わったのかもしれませんが、会社も付加価値を商売にしている以上、何かしらのイノベーションを生み出して新しいモノ・コト、他との差を商売にしています(少なくとも、私の短い会社員人生からの経験で、このように思います)。古い商品は、他社との競争やより高付加価値製品の誕生、新規性の薄れ、によって淘汰されていきます。したがって、どこで何をしようとも、お金を得ていくためには(商売としてですが)、新しいコト・モノを常に生み出そうとする姿勢は必要不可欠です。それを、研究室という大学の場で一足早く経験し、仲間と共に自己を成長させる場、それが研究室であり研究室での教育です。
Be Positive and Challenge
人間は、心の中に弱い自分を持っています。その弱い自分に負けないメンタルを作りましょう。そのためには、ポジティブに思考し、そして楽しみながら、仲間と協力しながら研究室で生活してください。これまでの大学生活とは全く異なるスタイルですので、怠癖(なまけぐせ)がついた体と心には「大変だな・・・」と感じることもあることでしょう。でも、その「大変」と感じることが大切で、成長という山(壁)を越えようとしている証拠なのです。新しいことをするときはいつも同じです。このような「大変さ」を感じることでしょう。というか、常にこの大変さを感じるチャレンジをしていないと、人間は退化してくことでしょう。物事から逃げてばかりでは,何も解決しません。仲間と共に、楽しみながら、そして励まし合いながら、この成長という山(壁)を乗り越えていきましょう。きっと,皆さんの力になります。大変なことが普通になり,普通のことが楽しいことに変化して行くでしょう。
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幡野 明彦 博士(理学)
埼玉県さいたま市見沼区深作307
芝浦工業大学大宮校舎3号館一階3105室